将棋の初心者のための代表的な10種類の囲いの紹介

将棋の「囲い」とは金銀などの守備駒で自玉を守る形のことです。

将棋というゲームは玉を取られたら負けになってしまいます。

初心者や初級者の方は、囲いの形を覚えるだけで勝率がぐんと上がると思います。

ここでは、居飛車と振り飛車のそれぞれで、最も代表的な囲いを5種類ずつ紹介します。

図面で色付けした守りの金銀の形に注目しましょう。

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居飛車の代表的な囲い

居飛車で最も代表的な5つの囲いを紹介します。

相居飛車で最も基本的な囲いは矢倉囲いで、戦法の名前にもなっています。

相居飛車の将棋を指すなら、まずは基本の矢倉から覚えましょう。

居飛車 vs 振り飛車の対抗形の将棋では船囲いや穴熊が実戦でよく使われます。

左美濃、銀冠も実戦でよく現れる代表的な囲いです。

矢倉(金矢倉)

矢倉(金矢倉)

矢倉(やぐら)は相居飛車で最も基本的な囲いです。

金銀3枚の堅い囲いで、上部からの攻めに強いです。

船囲い

船囲い

船囲い(ふながこい)は対振り飛車で基本的な囲いです。

金銀3枚と角でできた船の上に玉が乗っているように見えます。

発展性のある囲いで、ここから穴熊や左美濃など様々な形に発展します。

穴熊

穴熊

穴熊(あなぐま)は対振り飛車で代表的な囲いです。

香を一つ上がって、玉が盤面の一番すみっこにもぐります。

金銀3枚の囲いの中では最も堅いです。

左美濃(天守閣美濃)

左美濃(天守閣美濃)

左美濃(ひだりみの)は対振り飛車で代表的な囲いです。

振り飛車の美濃囲いと、金銀の形が左右対称で同じです。

特に、角の上に玉が乗る形を天守閣美濃と呼びます。

上部からの攻めには弱いですが、横からの攻めには強いです。

銀冠

銀冠

銀冠(ぎんかんむり)は相居飛車でも対振り飛車でもよく現れる代表的な囲いです。

玉頭に銀がある形なので、銀冠と呼ばれます。

銀が玉頭や端を守っている堅い囲いです。

よく見ると、金銀3枚の連結は左美濃と同じです。

振り飛車の代表的な囲い

振り飛車で最も実戦で使いやすい5種類の囲いを紹介します。

初心者や初級者の方に特にオススメなのが美濃囲いです。

堅い、組み方が簡単、手数がかからない、と多くの長所があります。

基本の美濃囲いを覚えたら、その発展形である高美濃や銀冠も覚えましょう。

振り飛車穴熊は手数がかかりますが、美濃囲いよりも堅い囲いです。

金無双(二枚金)は相振り飛車で代表的な囲いです。

美濃

美濃

美濃(みの)は振り飛車で最も基本的な囲いです。

金銀3枚の堅い囲いで、特に横からの攻めに強いです。

高美濃

高美濃

高美濃(たかみの)も振り飛車の基本的な囲いです。

美濃から上部に発展した囲いです。

3七の地点に桂を跳ねることもできます。

銀冠

銀冠

銀冠(ぎんかんむり)も振り飛車で代表的な囲いです。

高美濃からさらに発展した囲いで、上部が手厚いです。

居飛車の銀冠と左右対称で同じ形です。

振り飛車穴熊

振り飛車穴熊

穴熊(あなぐま)は振り飛車でも代表的な囲いです。

金銀3枚の囲いの中では、最も堅い囲いです。

金無双(二枚金)

金無双(二枚金)

金無双(きんむそう)は相振り飛車でよく現れる囲いです。

金が二枚横に並んでいるので、二枚金とも呼ばれます。

上部からの攻めと、端からの攻めに強いです。

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