将棋戦法大事典の振り飛車編です。
振り飛車の戦法や定跡を整理しています。
居飛車編、対振り飛車編、相振り飛車編もあります。
居飛車対振り飛車の対抗形として、「振り飛車編」と「対振り飛車編」は対応しています。
振り飛車党の方でも「対振り飛車編」もご覧ください。
このページの目次
中飛車の戦法
四間飛車の戦法
三間飛車の戦法
向かい飛車の戦法
戦法の分類など
(A):基本
(B):頻出 or 最新流行形
(C):有力 or 過去の流行形
(D):ややマニアック
(E):マニアック
A~Eの分類はじゅげむの主観です。適当です。
戦法名をクリックすると、タイトル戦やその他のプロ棋戦の棋譜へのリンクがあります。
中飛車の戦法
中飛車(A)
ゴキゲン中飛車(B21)(主に、vs 超速▲3七銀以外)
ゴキゲン中飛車 vs 超速▲3七銀(B)
ゴキゲン中飛車・△3二金型(vs 超速▲3七銀)(B5)
ゴキゲン中飛車・△4二銀型(vs 超速▲3七銀)(C2)
ゴキゲン中飛車・菅井流(vs 超速▲3七銀)(C5)
ゴキゲン中飛車・銀対抗(vs 超速▲3七銀)(B8)
ゴキゲン中飛車(先手番)(C)
先手中飛車(B)
先手中飛車・5筋位取り型(B)
先手中飛車 vs 5筋位取り拒否型(B1)
先手中飛車・5筋交換型(C)
先手中飛車 vs 飛車先&角道保留型(C1)
先手中飛車 vs 飛車先保留型(C)
先手中飛車 vs 角道保留型(B)
中飛車左穴熊(B1)
中飛車左穴熊 vs 三間飛車(B)
中飛車左穴熊 vs 向かい飛車(C1)
5筋位取り中飛車(C1)
ノーマル中飛車(C)
ツノ銀中飛車
原始中飛車
近年、将棋界で主流になっているのが角道を止めない角道オープン型の振り飛車です。
ゴキゲン中飛車、先手中飛車、中飛車左穴熊はこのタイプの中飛車に属します。
最初から角道を止める従来型のノーマル中飛車は最近では少なくなりました。
しかし、序盤の駆け引きによる角道オープン型からの変化として従来型も有力です。
四間飛車の戦法
四間飛車(A)
角交換四間飛車(B11)
ノーマル四間飛車(B5)
ノーマル四間飛車・藤井システム(B)
ノーマル四間飛車・先手藤井システム(B1)
ノーマル四間飛車・後手藤井システム(B1)
四間飛車穴熊(B)
四間飛車については、角道を止めないタイプと止めるタイプの両方ともよく指されています。
プロ将棋界での近年の主流は角交換四間飛車ですが、ノーマル四間飛車の藤井システムも継続的に研究されており、しばしば実戦で試されています。
ネット将棋では、将棋倶楽部24でも将棋ウォーズでも、両タイプともに頻繁に現れます。
最近の角交換四間飛車では角交換を保留する工夫がよく見られるので、「角道オープン四間飛車」という戦法名の方が適切かもしれません。
三間飛車の戦法
三間飛車(A)
石田流(B)
4→3戦法(B1)
ノーマル三間飛車(B2)
三間飛車穴熊(B4)
コーヤン流三間飛車(C2)
二手目△3二飛戦法(C)
石田流と4→3戦法は角道オープン型の三間飛車です。
角道を止める従来型のノーマル三間飛車もよく指されています。
序盤で飛車の途中下車の有無や、石田流への組み替えなどをめぐる駆け引きがあります。
急戦の変化も豊富で、序盤の出だしから緊張感がある戦法です。
向かい飛車の戦法
向かい飛車(A)
ダイレクト向かい飛車(B)
升田流向かい飛車(先手向かい飛車)(B)
角交換向かい飛車(C)
ノーマル向かい飛車(C4)
阪田流向かい飛車(D1)
馬対抗の乱戦風向かい飛車(D)
△8五歩型陽動向かい飛車(D)
ダイレクト向かい飛車、升田流向かい飛車などの角道オープン型の向かい飛車は、
近年のプロ将棋界の主流戦法の一つで頻繁に指されています。
序盤で角を打ち込む隙が多い戦型で、乱戦風の将棋になることもしばしばです。
ノーマル向かい飛車は、居飛車が飛車先の歩を早めに決めた場合にけっこうよく指されます。
その他の振り飛車の戦法
4手目△3三角戦法(C3)